無関心 de 委員会

無関心でいいんですか?

7月5日 東京都知事選を検証してみました。

この度の東京都知事
投票率 55.00% (前回59.73%)
小池百合子 3,661千人
宇都宮健児    844千人
山本太郎   657千人
小野泰輔   613千人
桜井誠    179千人
立花孝志     44千人
七海ひろこ    22千人
以下省略

私なりの分析
この度の都知事選はコロナ禍の中で選挙活動もままならない、異例の選挙戦でありました。
大方の予想通り、現職有利のまま小池氏が大差で圧勝となりました。
左寄りの野党候補の宇都宮氏と山本氏合わせて1,501千人。
2016年の野党統一候補だった鳥越氏が1,346千人だったことから、東京都における左寄りの得票数の上限が想像できます。
知名度のない、ぽっと出の維新推薦の小野氏が613千人は善戦だったのではないでしょうか。
ネット内では大盛り上がりだった桜井氏は179千人、前回の114千人からは57%増ですから、ネット効果と彼の主張に感化される向きが確実に伸びていると感じられます。

 

小池氏圧勝の理由は何か?
投票率55%は過去の趨勢とさほど変わらない、これが地方選挙であればもっと低い数字となろう。
投票率が上がらない理由は、ある意味平和である証拠です。生活に大きな影響を及ぼすことが明白な選挙となれば、投票率は上がるはずですから。
この度の投票した方々の内、強い意志を持って投票したのは、2位以下の候補者達であろうことは容易に想像できます。
逆に、義務感だけで投票する物言わぬ人々(サイレントマジョリティ)の多くは、政治にさほど関心もなく、特段の変化を期待するでもない、ことなかれ主義が圧倒的なボリュームを占めていると思われ、左寄りの候補者には入れたくないが、ぽっと出のよくわからない候補者には入れられない、よって現状維持でいいだろう。といった意識がこの度の選挙結果ではないだろうか?

 

選択肢がない、という選挙が如何にむなしいか、そして、こうした状況は国民の政治に対する無関心がそうさせていると、改めて痛感する選挙でありました。

 

皆さん、無関心でいいんですか?