無関心 de 委員会

無関心でいいんですか?

10月5日:横田めぐみさんの誕生日

本日、10月5日は、横田めぐみさんの誕生日です。

令和3年、57歳になられました。

同い年の私は、横田さんの人生と重ねて考えると、私は平穏で幸せな社会に生きてこれた。しかし、その平穏で幸せな社会にあぐらをかき、特段の努力をすることなく自堕落に時が経過したことに、今更ながら自分自身が恥ずかしく、腹立たしさも感じます。

 拉致被害者に限らず世の中には全く非道理なことで人生を歪められてしまっている人が大勢います。

ちっぽけな自分に何ができるのか?

あまりにも何もできない無力感にただ絶望します。

そして、気づいたことは、『無関心ではいけない!』ということ。

一人でも多くの方が関心を寄せ、大きな塊となって声をあげ、念ずることが大切だと思います。

 

世界は八百万の神がじっと見ている。

 

以下は、過去に掲載した内容を再掲です。

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横田めぐみさん

昭和39年10月5日生まれ

昭和52年11月15日、新潟の中学校での部活が終わり帰り道、北朝鮮工作員に連れ去られました。

奇しくも私は、めぐみさんと同い年です。

自分のこととして、この拉致問題をしっかりと確認しておこうと思います。

 

令和2年5月時点で政府が「拉致」と認定している数は、12件17名

「特別失踪者」北朝鮮による拉致の可能性を排除できない失踪者を意味し、特別失踪者問題調査会の失踪者リストには470名、そして、警察が把握している特別失踪者として900名ほどいます。また、その他の行方不明者で捜査が及んでいないため未確認で、実は拉致されている方々も、もっともっといると思われます。

調査会のリストでは、古くは昭和23年から、直近では平成15年の認定者もいる。場所も北海道から九州、外国もあり、その危険性は今も排除できない。

 

それぞれの拉致被害者のご家族は、まずは行方不明になった家族の捜索依頼に始まり、だんだんと北朝鮮による拉致の疑念が高まってきます。そして、当時北朝鮮とのパイプが強かった社会党へ持ち掛けるが、当時の土井たか子社会党委員長は、北朝鮮による拉致を完全に否定し、かつ、北朝鮮側に被害者家族の動向を伝えるといった愚行をしている。政治家への働き掛けもなかなか進展しない中、胸襟を開き真摯に向き合ってくれた政治家は、安倍晋太郎・晋三であった。当時の自民党金丸信野中広務ら親中・親北派の勢力が力を持っていたため、安倍晋太郎・晋三親子は自民党の中では冷遇されていた。被害者のご家族にとって、政府、政治家らに対する失望感や無力感は、筆舌しがたいものがあったでしょう。

日本政府が拉致被害の実態を正式に認めたのは1997年、めぐみさんが拉致されてから実に20年も経過してからである。

 北朝鮮が拉致を認めたのは2002年(平成14年)当時の小泉純一郎首相の訪朝による日朝首脳会談の時である。この時5人の拉致被害者が帰ることが出来ましたが、当時の北との交渉は、一旦帰国してもすぐに北に戻すことが条件だったが、官房副長官の立場で同行した安倍晋三氏が、北へ戻す約束を反故にして5人を戻すことはしなかった。

民主党政権時の松原拉致問題担当大臣は、拉致の疑いが濃厚な二人について発言はしたものの、拉致認定には至らなかったのは、国内の深い闇を考えずにはいられない。

そして、第二期安倍政権が誕生し拉致問題解決の決意表明がありました。

アメリカのオバマ政権からトランプ政権に移行し、安倍外交の真価が発揮します。

安倍総理は、トランプが選挙で勝利宣言をするや否や、アメリカへ向かいトランプ氏と会談。アジア太平洋地域と日米安保、中国事情、北朝鮮拉致問題について、しっかりとレクチャーした。トランプ氏が正式にアメリカ大統領に就任後も、安倍総理との蜜月は続き二人の信頼関係は高まりました。トランプ大統領が来日の折には、拉致被害者のご家族との面会も実現し、トランプ大統領北朝鮮への交渉時には幾度も、拉致問題を持ち出してくれました。また、有本嘉代子さん、横田滋さんが亡くなられたときには直筆のメッセージを寄せるなど、そして娘のイバンカさんも常に胸にブルーリボンバッジをつけて絶えず拉致問題に心を寄せてくださいます。かつて、こんなアメリカ大統領がいただろうか?

今、北朝鮮は長引く経済制裁、コロナ禍、度重なる水害・台風被害、など、疲弊が色濃く、金正恩の健康不安(死亡説)まで重なり、国家として緊迫した状況にあります。では、北朝鮮がこの状況を打破するために、一縷の望みを託す選択肢は日本しかないと思われます。

拉致問題解決に向け、機は熟しつつあると願いたい。

そして、私たち国民は常にこの問題に、関心を寄せ精神的圧力を加え続けなければならないと強く思います。

 

国民の皆さん

この問題こそ、無関心でいいんですか?