無関心 de 委員会

無関心でいいんですか?

超個人的天皇論

令和3年、新年明けましておめでとうございます。

 

新年にあたり私が考える天皇について書き留めたく思います。

私は、最近まで半世紀以上、不敬なことですが「天皇」を意識していませんでした。

ごくごく普通に、一般的な日本人だと思います。

 

昭和天皇崩御され、大喪の礼が執り行われたのが平成元年二月二十四日です。

当時私は、社会人1年生で東京調布市にあるガソリンスタンドに勤務していました。

大喪の礼当日は、日本全てが喪に服す日として、全ての会社・お店がお休みとなりました。しかし私が勤務していた調布のガソリンスタンドは大喪の礼が、新宿御苑から武蔵陵墓地まで向かわれる道中からほど近い位置にあることから、危険物を扱う場所として、警備・監視を目的に私が当直することになり、憤慨したことを覚えています。

 

時が経ち、私自身五十路を超えた平成も終盤、日本経済は一向に立ち直る気配もなく、政治不信が募るばかりでした。そんな中今の上皇陛下が存命中の代替わりについて思いを発せられ、皇位継承・令和改元の運びとなりました。

その過程において皇室に関する様々な情報が、政治の場面及びメディアで取り上げられ、図らずも皇室・天皇について知る機会が増えました。

令和元年において当初は元号が何になるか?から始まり、当時の菅官房長官元号発表、その後の皇室行事の数々は、日本中が改元フィーバーに湧きました。

改めて、皇室・天皇についてより深く知る機会を得て、私は今までの無関心すぎた自分を恥じるとともに、知れば知るほどに皇室・天皇の存在の偉大さ、尊さに気づくことが出来ました。

 

令和3年は皇紀2681年です。

初代神武天皇より今上天皇が126代目、男子一系の原理原則を貫いて皇室が2681年続いているということ。それは同時に日本国が2681年続いているということです。

2000年以上昔は当然遺伝子学などの学問もありません。しかし、男子一系の血筋に拘ってきたことは本能のようなモノが働いていたと思います。男子一系に拘らなければどうなっていたか?権力争いが跋扈し常に戦乱状態となり、強いものが支配する西洋の国と同じ様相を呈していただろうと想像します。

しかし、日本は戦国時代を経ても、決して皇族を乗っ取ろうとはしませんでした。

天皇が常に国民の幸福と安寧を祈り、国民はそんな天皇を常に敬う。この国体こそが、2000年以上もの長い時間を一つの国として保ってきた唯一無二の理由です。

 

正に「日本は天皇」「天皇は日本」なのです。

 

日本国のど真ん中に皇室・天皇が大黒柱としてのぶっとい幹であり、根であり、四方に伸びる枝葉が日本国民です。

 

今、女系天皇・女性皇族論が政治の場面でも語られていますが、2000年続く原理原則から逸脱する話であり、口にするだけでも不敬なことです。

その議論は、今も健在な樹齢2000年以上の巨木を切るという話です。

 

皇室・天皇について関心を寄せてみませんか?

心が洗われます。

すめらぎいやさか。